スウェーデン留学記 〜ウプサラで見た景色〜

スウェーデン・ウプサラでの留学生活

挫折II 〜友達のおかげで立ち直る〜

この記事は前回のストーリーの続きになります。

挫折〜最初のテストで落第した話〜 - スウェーデン留学記 〜ウプサラで見た景色〜

 

 

次に、10月から取った授業

“Swedish Economics in the 19th and 20 Centuries”

 

この授業で私のウプサラ生活が大きく変わりました。

 

 

 

 

 

 

前回の悪魔の授業👿を取っていた韓国人グループとお友達になりました。

 

2回目の授業で、2個上のオンニ(お姉ちゃん)Aが私に話しかけてくれて、「前回同じ授業とってたよね?」と会話を弾ませることができました。彼女が今日のお話の主人公です。

 

 

 

更に、その子の隣にも2人、彼女のお友達がいました。JちゃんとHちゃん。

 

Jも同様に前回同じクラスを取っていました。更に、スウェーデンでとった授業8個中6つが同じ(秋学期は全て同じ)だったのでとても強く頼れる存在でした。

 

Hは、日本語の勉強を昔していたそうで、私も母の影響で少しだけ韓国語がわかるので、それぞれの文化を話し遊ぶような存在になりました。

 

 

 

 

 

 

本題に戻ると、

前回の投稿でウプサラ生活での初めての挫折について回想してみました。

 

 

そして、その挫折から救ってくれた存在がいるとも明記しました。

 

それが、今日の主人公Aちゃんです。

 

 

 

その時取っていた授業のために2人で一緒に勉強する機会がありました。

 

その時に恥ずかしながら聞いてみたのです。

 

 

「私、前回の授業落ちちゃったの。どうやって勉強した?」

 

 

そう言うと、彼女は

 

 

「授業のパワーポイントをしっかり見てキーワードを探して、それを文献から探してまとめたよ!それでVG(pass with distinction)が取れた!」

 

「そこまで神経質にならなくても平気だよ」

 

 

 

こう優しく教えてくれたのです。

 

 

そうか、私はパワーポイントを見ずに教科書の全体像を捉えようとしてた。

 

それだとあまりにも非効率的。

的を絞れば余計なことまで覚える必要もない。

 

 

 

それからWordにキーワードを入力し、

  • 定義
  • 筆者の主張

を書き出しました。

 

あとは本や論文の著者が一番伝えたいことも書くようにしました。

 

 

 

そして前回よりも勉強時間に余裕を持てるように早めにテスト勉強を開始しました。

 

 

 

 

結果…

 

 

 

 

 

 

 

ギリギリではありましたが、合格することができました。

 

 

教訓

  • 的を絞る勉強 > 全体像を把握する勉強
  • 困ったときは友達に頼るべし

 

1人で勉強することが多い私。しかしそれは日本で慣れ親しんだ日本式の教育のもとでできたことで、スウェーデンでの勉強法とはうまく合わなかった。

 

いろんな人に助けられ、わかるところは自分で教えて助け合いながら勉強する。それは授業の理解が深まるだけでなく、他にも重要なことを提供してもらえる場だと感じました。

 

恥ずかしがらず、なんでも聞いてみることがとても大切だと実感した出来事でした。

 

 

 

-END-

 

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(去年のこの時期のIKEAウプサラ店。クリスマスの装飾が可愛らしかった!)